【体験談】司法書士で人生は変わる?高卒から一発合格した僕が語るリアルな現実

前回の記事、『「何か資格を取りたい」と思ったら最初に読む記事』はお読みいただけたでしょうか。

その中で私は、キャリアを「強化」する資格と、

人生のOSを「入れ替える」資格についてお話ししました。

この記事を読んでくださっているあなたは、きっと後者に、

つまり人生を根底から変える可能性に、心を動かされたのではないでしょうか。

この記事では、私自身が選んだ「OS入れ替え」の道、

すなわち「司法書士」という仕事について、

世の中のきれいごとや一般論は一切抜きにして、

体験者だからこそ語ることができる「リアルな現実」を全てお話しします。

第1章:結論 – 司法書士は「自由と責任」を手に入れるためのパスポートだ

いきなり結論から言います。

司法書士という資格は、あなたに「自由」をもたらします。

時間や場所、人間関係、そしてお金からの自由です。

しかし、それは「責任」という名の重い対価と引き換えです。

この資格は、あなたを楽にしてくれる魔法の杖ではありません。

自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の力で人生を切り開く覚悟を持つ者だけが手にできる、

「人生の主導権を取り戻すためのパスポート」なのです。

そして、生半可な気持ちで取り組むこともおすすめできません。

受験勉強は間違いなく大変なものになります。

受験勉強の大変さとその後の責任を引き受け、自由を手に入れたいという覚悟を決めた方

読み進めることをお勧めします。

第2章:【体験談】司法書士になって良かったことTOP5

私がこの道を選んで心から良かったと感じる、リアルなメリットをお伝えします。

1. 圧倒的な専門性と社会的信用

「高卒の若者」だった私が、「現在も世間一般から見れば若者」の私が

司法書士の資格を取り、司法書士として登録した瞬間から「先生」と呼ばれるようになりました。

この肩書きは、人々の不動産取引や相続といった人生の重大な局面で、

絶対的な信頼を得るための扉を開いてくれます。

2. 「独立開業」という自由な選択肢

満員電車も、理不尽な上司も、望まない飲み会もありません。

いつ、どこで、誰と、どんな仕事をするか。

その全てを自分で決められる。

この裁量権の大きさこそ、独立の一番の魅力です。

3. 景気に左右されにくい安定性

不動産の売買、会社の設立、相続…これらは、世の中の景気に関わらず、

人々が生きている限り必ず発生する出来事です。

法律に基づいた独占業務が多いため、常に社会から必要とされ続ける安定性があります。

4. 「ありがとう」という言葉の重み

複雑な相続手続きを終え、

お客様から「先生のおかげで、長年の不安から解放されました」と

涙ながらに感謝された日のことは、今でも忘れられません。

人の人生に深く関わり、直接感謝される。このやりがいは、何物にも代えがたい報酬です。

5. 知的好奇心を満たし続ける奥深さ

法律は常に改正され、社会は変化し続けます。

昨日と同じ仕事は一つもありません。

常に新しい知識を学び、考え続けることが求められるため、知的な探究心が強い人間にとっては、

決して飽きることのない刺激的な世界です。

第3章:司法書士の厳しい現実【覚悟すべきデメリット3選】

もちろん、光があれば影もあります。この道を目指すなら、必ず覚悟しなければならない厳しい現実についてもお話しします。

1. 合格までの道のりは、想像を絶する

合格率約5%。この数字が全てを物語っています。

私自身、友人と遊ぶ時間、趣味の時間、その全てを犠牲にし、

一日10時間以上の勉強を続けました。

先ほども申し上げた通り、生半可な覚悟では、絶対にたどり着けない場所です。

2. ゴールのない「学び続ける責任」

合格はゴールではなく、スタートラインに過ぎません。

法改正にキャッチアップし続けなければ、すぐにプロとして通用しなくなります。

お客様の人生を左右する仕事だからこそ、

一生学び続けるという重い責任を背負うことになります。

3. 「独立=経営者」としての全方位的なプレッシャー

独立すれば、あなたは法律の専門家であると同時に、一人の「経営者」です。

お客様は待っているだけでは来ません。

営業、マーケティング、人脈作り、経理…すべてを自分一人で考え、実行する覚悟が求められます。

独立して3年は仕事がないといわれる業種でもあります。

資格を取ったとしても、

常に誠実にひたむきに、精進し続けなくてはいけません。

第4章:セルフチェック!あなたは司法書士に「向いている」か?

  • 向いている人:地道な調査や書類作成が苦にならない人、強い責任感と倫理観がある人、自分の力で道を切り開くことに喜びを感じる人
  • 向いていない人:すぐに結果や大金を求める人、変化を嫌い安定だけを望む人、細かい作業が苦手で大雑把な人

おわりに:人生の主導権を取り戻したいあなたへ

司法書士は、万人におすすめできる安易な道ではありません。

しかし、もしあなたが現状に甘んじることなく、自分の人生の主導権を本気で取り戻したいと

願うなら、これほど強力な「武器」は他にないと、私は信じています。

この道があなたの進むべき道か、まだ迷うかもしれません。それでいいのです。

大切なのは、まず大きな視点で自分のキャリアの「地図」を描いてみることです。

その地図を描くための方法は、以下の記事に全てまとめてあります。

この地図を広げた上で、改めて自分の進むべき方角を考えてみてください。


▼キャリア全体の設計図はこちら
【完全版】20代で突き抜けるためのキャリア戦略ロードマップ|独立も視野に入れる次世代の働き方

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